外断熱で快適生活

外断熱と内断熱の違いについて

外断熱と内断熱の違いについて 快適な住宅を建てる為には、断熱工事が欠かせません。
断熱には、外断熱と内断熱とがあることを知っていますか。それぞれの違いを見て行きます。
まず内断熱は、日本の多くの住宅で採用されている断熱方法です。
柱や間柱の間に断熱材を充填する方法です。
日本古来の軸組在来工法では、効果的に断熱効果が期待できるメリットがあります。
また、コストが比較的安く施工が容易なので、実績がある工法です。
リフォームなどにも柔軟に対応できる点は優れています。
一方、外断熱とは、建物の外側を断熱材で囲んでしまう断熱方法です。
熱が住宅の部材に触れる前に断熱材に触れる構造のため、断熱効果が高いのが特徴です。
コンクリート構造で多く採用されている工法で、結露が発生しにくいメリットがあります。
そのため、外断熱住宅は比較的長持ちするとも言われています。
住宅は、つい外観や内装のことに目が行きがちです。
快適な生活を送るためには、住宅の断熱方法の違いにもこだわってみてはいかがでしょうか。

新築一戸建ての外断熱の種類

新築一戸建ての外断熱の種類 新築一戸建ての外断熱の種類は2種類あり、繊維系と発泡スチロール系の断熱材を使った充填断熱工法と発泡スチロール系の断熱材だけを使った外張断熱工法です。
後者の外断熱は鉄筋コンクリート造の住宅で活用されていますが、木造住宅では両者を使用しています。
木造だと熱の伝わり方が鉄筋コンクリートと比べると熱伝導率が10パーセントのため、2つの断熱工法に優劣がないです。
メリットを挙げるとすれば、充填断熱工法はコストを抑えられる点です。
外張断熱工法は、家の外側だけ断熱材を使うので施工後に確認した後、簡単に修正できる点です。
前者の充填断熱工法は外断熱の後者と違って、壁の内側を利用しています。
コストを抑えて張れますが、一度組み立ててしまうと修正するのに時間や追加コストが掛かる場合があります。
内側に張る際に気になるのが結露です。
充填断熱工法では結露が生じないように、防湿用のフィルムを張って対策しているのが殆どです。